先日、カール友波さんのセミナー「家族・実家の整理入門」を受講してきました。
カール友波さんは書籍も出されている有名なお方。
しかしずっと疑問だったことがあるのです。それは…
「カール」と「友波」どっちが苗字?どっちが名前?
結果は…ご本人がセミナーで「中学時代から使っているペンネーム」とおっしゃっていたので、あまり深く考えなくてもよさそうです。笑
家族がいればこその悩みを解決!
今回受講した「家族・実家の整理入門」は整理収納アドバイザー3級認定講座でもありますが(受講すると3級の資格取得可能)、1級でも役に立つ内容でした。
というか、受講生のほとんどが1級保持者でした。
片づけをしていると、個人・プロにかかわらず直面する問題、それが「家族の片づけ」だと思います。
自分はこんなに片づけを頑張っているのに、家族が片づけてくれない。
同居家族のモノが部屋にあふれているが、立場的に勝手に捨てられない。
前者は主に、夫や子ども。
後者は同居の家族・義家族が、主な対象です。
特に山形県は夫家族との同居率が高く「片づけたくても片づけられない」「待つしかない(何を?)」といった声がよく聞かれます。
しかし待っているだけだと(だから何を?笑)、ようやく好きなように片づけられるようになったとき、果たして自分は何歳でしょう。
どうせ同じ場所で暮らすのであれば、なるべく早く、片づいたよい環境で暮らしたいですよね。
家族の片づけを促進するヒント
今回のセミナーではたくさんのワークを行いながら、問題を把握したり、原因を分析していきました。そして解決のヒントをたくさんいただいてきました。
夫が片づけてくれない場合
今回わたしがワークに取り上げたのも、まさにコレ。
夫はミニマリストといってもいいほどモノを持たない人なのですが、同時に片づけもしません。
わたしが気になるのは、書類。
リビングのチェストの4分の1を渡しているにもかかわらず、チェスト上にも書類があふれ、そこにカゴを置いてあげたにもかかわらず、そこもあふれ…。
「後でやる」
これが口ぐせで、年に1回くらいしか片づけません。
セミナーでいただいたヒントは
- 時間を区切る
- メリットを提示する
- 妥協点を探る
などありましたが、何よりも不足していたのは「コミュニケーション」だったようです。
実はこのセミナー後に夫と話をし、少しだけわたしが…片づけました。
これまで夫に任せっきりだったため、夫が動かなければ増える一方の書類でしたが、わたしが「ちょっと片づけさせて」と許可をもらい「これいる?いらない?」を根気強く聞いた結果、結構片付きました。
不満を心にためておくよりも、本人に優しく伝えるのが解決の糸口になる、そう実感しました。
▼ちなみにこれが、チェスト上の夫の書類カゴ。
書類があふれていましたが、下の方になぜか制汗スプレーやマンガなどが入っていました。
それを取り除いて、不要な書類を処分したところ、ここまで減らすことに成功。
義家族のモノがあふれている場合
夫の両親や祖父母のモノって、勝手に処分できないのが悩みのタネですよね。
しかもやたらと物持ちがいい!
壊れていようとカビていようとおかまいなし。
とにかく「まだ使えるからとっといて」。
この場合「もういらないから捨てて」と言ってはいけないようです。
別な角度からアプローチしていきます。
お年寄りに効くのは「安全面への配慮」です。
例えば階段にモノが置かれていると大変危険です。
階段だけではなく、たとえ部屋の中であっても、つまずいて転べば、寝たきりのリスクも伴います。
「ここにあると危ないから、ちょっとどけようか(移動しようか)」と声がけし、捨てるのではなく場所を変える。
とにかく安全に過ごせるよう、同居の家族もストレスなく過ごせるよう、片づけるのがよいようです。
わたしの解決策(こんまり流)
最後に、わたしがいつもとっている解決策です。
こんまり(近藤麻理恵)先生の「人生がときめく片づけの魔法」でも、家族のモノを勝手に片づけて失敗したエピソードがあります。
家族のモノが気になるとき、実は自分自身の片づけが中途半端な状態になっていることが多いそうです。
本当に自分のモノがしっかり片づいていれば、人のモノは気にならなくなる。
わたしはこれを読み、夫のモノが散らかっているときは「もっと自分の片づけ頑張ろう!」と起爆剤がわりにしています。
イライラがなくなり、部屋もキレイになって一石二鳥。
そして、自分の片づけがある程度終わってくると、人のモノも優しくかまってあげる余裕がでてきますよ。
家族・実家の片づけでお困りの方へ
お客さまのお宅にお伺いしての、片づけサービスも承ります。
基本的には、わが家の自宅セミナーにお越しいただいた方へのアフターフォローとなってなっていますが「すぐにでも片づけたい!」という方はご相談ください。
「山形 お片づけfacil」として、何人かでお伺いすることもできます。
モノを巡って家族で対立するのではなく、モノとも家族とも、よい関係を築いていきたいですね。