整理収納アドバイザー 渡辺有香 がお片づけをサポートします

【ご相談実例】実家の遺品整理どこから始める?

寂れた家 実例紹介

ご実家の片づけにお悩みのお客さまのご依頼で
お片づけ相談にお伺いしてきました。

※現在、ご相談のみのメニューはありませんが対応可能ですのでお気軽にお問合せください

 

ご依頼くださった I様のご実家は山形県外。

コロナ禍で思うように行き来ができず
ご両親が亡くなったあと
ひとり暮らしとなった弟さんを心配され

どのように片づけを進めればよいか
まずは道筋をつけたいとのことで
ご相談いただきました。

 

I様はご実家に行かれる度に
部屋の様子を写真に撮られ

プリントアウト→ファイリング
されていて

わたしは感動しました
とってもわかりやすい!

 

ご実家に限らずお片づけのとき
写真に撮って見てみると

問題点を客観視することができるので
とてもオススメです。

 

I様の弟さんは音楽が趣味で
膨大な量のCDをお持ちでした。

 

また
亡くなられたご両親の荷物も
まだ家には残されていて

ひとり暮らしなのに5LDKという
広いお家を管理していくのは
明らかに大変そうでした。

 

詳しくお話をお伺いしたあと
わたしからご提案したのは2つです。

 

①ご両親の遺品をどうしたいか
きょうだいで話し合って思いを共有する

I様は3人きょうだい。

それぞれが親の遺品をどうしたいか
それぞれの考えを知ることが
第一歩だと思いました。

 

そのうえで
それぞれがどうしたいのか
希望をすり合わせていくと

きょうだい皆が納得できる
着地点を見つけることが
できるのではないでしょうか。

 

きょうだいであっても
遺品に対する気持ちは様々です。

 

わが家の場合も
わたしは早く片づけてスッキリしたい派
姉は捨てるなんて悲しくて手が出せない派

しかし何もしない訳にはいかず
お互いの想いを尊重しつつも
どうにか折り合いをつけ

片づけを進めていきました。

 

②弟さんの生活に必要なモノ以外を
極力減らしていく

遺品の片づけの方向性が見えたら

これからも実家で暮らしていく
弟さんの生活を最優先に

ご両親の遺品を減らしていきます。

 

生活に必要のないモノが多すぎると
掃除をするのも
ただ暮らしていくだけでも

手間や時間がかかります。

 

また災害時の避難通路確保や
防犯の面でも

家の中や外に余計なモノがない方が安心です。

 

ひとりで暮らす弟さんとしても

自分のモノとご両親の遺品が
混ざった状態では

片づけろと言われても
どこから手をつけてよいか
迷ってしまうと思います。

 

「全部出して、分ける」が
片づけの基本ですが

この場合も

  • 今暮らしている人のモノ
  • 遺品

この2つに分けて考えると
スムーズに進むのではないでしょうか。

 

I様からご感想を頂きました。

※I様に掲載の許可を頂きました。ありがとうございます

 

目からウロコだったアドバイスは「CDにはまだ触れないで、家の中に弟のモノだけを残すイメージで、弟が生きていくのに必要のないモノをガンガン捨てていく」です。

あのCDの海が何年も気になっていたので、まずはCDからなんとかしなければ!と考えがちでした。

 

確かに一番目について
生活に支障をきたしそうなモノから
片づけていきたいところですが

 

不要なモノを取り除けば
本当の全体像が見えてきます。

 

遺品の中でも大切な思い出品は
もちろん「不要なモノ」ではなく
必要なものです。

 

妹に遺品のいる、いらないを確認後、とりあえず家の中のいらないモノをガンガン捨てていく…ができるといいなーと思います!

 

ご実家にお住まいの弟さん以外
お住まいが遠方なので

ある程度の道筋がついたら
業者さんにお願いするのも
選択肢のひとつだと思います。

 

ただでさえ難しい親の遺品整理
遠方になるとなおさらですね。

しかしいつまでも
問題から目を背けて生きていく訳にもいきません。

 

まずは写真を撮ってみる
家の中に何があるか把握する

この辺りから始めてみると
いいかもしれませんね。

 

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