整理収納アドバイザー 渡辺有香 がお片づけをサポートします

【遺品整理】3社に相見積もり & 見積もり方法

実家 遺品整理

実家売却リポート・その2です。

先週5日間、単独で実家に行ってきました。
実家は現在空き家ですが、アメリカ在住の姉家族が相続登記や遺品整理のために3週間ほど滞在中です。

 

今回は遺品整理を専門業者さんに頼む際の、見積もりについてリポートします。

▼実家売却リポート・その1はこちら

【実家売却と遺品整理】実家へ行ってきます
10月の第1週は片づけの仕事をお休みして、茨城の実家へ行ってきます。 1年半ほど前に両親が相次いで亡くなり、現在実家は空き家の状態なのです。 今回、その実家の売却手続きと遺品整理のための帰省となります。 「空き家の実家を売る」準備編 家を売...

遺品整理業者・現地見積もりの流れ

業者さんは3社に絞り、実家に来てもらって見積もりをしてもらいました。

ヒアリング

まずはヒアリングです。
事前に「売却のために家の中を空にする」ことは伝えてあります。

3社とも最初に聞かれたのは「仏壇の処分方法について」でした。
お焚き上げや供養を依頼するかどうかですね。

 

わが家の場合は事前にお寺に出向き、ご本尊と脇侍のお焚き上げをお願いしてきました。
これを行えば、仏壇はただの「箱」であるため、仏壇そのもののお焚き上げは不要とのことでした(宗派やお寺によって違います)。

仏壇の処分方法は、普通の家具と同じでよいと伝えました。
見積もり前に、仏壇の処分をどうするか決めておくことは必須だと思いました。

 

仏壇以外のヒアリング項目は、業者によってまちまちでしたが

  • 探して欲しいものはあるか
  • 写真やアルバム・手紙などは別にするか
  • 人形をどうするか

などでした。

わが家の場合は、業者さんが入る前に収納内全てをチェックしたので「全て処分でOK」と伝えました。

処分する遺品量の試算

ヒアリングのあと各部屋を回り、遺品量=処分するゴミ(というと悲しいですが)の量を計算していきます。
外回りや物置も忘れずに見てもらいましょう。

 

処分量の計算をするときに使うのは、立米(りゅうべい)という単位です。

1立米=1㎥
つまり1㎥の空間に処分品をキッチリ詰め込んだ状態で、何立米の量があるかで料金を出します

業者の設定した1立米あたりの単価 × 処分する不用品の立米数処分費用

ここに人件費やトラック代などがプラスされていきます。

 

処分量チェックの所用時間は、20〜30分程度。
3社とも、収納やタンスの中など全てくまなく・・・というより、所々チェックする感じでした。

こちらからの要望

  • 撤去せずに残すもの(カーテン・エアコン・照明)の確認
  • 家具家電・着物の買取り
  • 親戚宅への家具の配送
  • ネジや釘の撤去(売却のため)
  • お風呂のカビ取り

これらも確認しました。
後々困らないよう、思いつくものはなんでも聞いておくのが◎。

相見積もりの結果

その場で見積もりが出たのが2社。
もう1社は2日後

20〜30万と予想していた金額ですが、実際は大幅に超えていました。
結構かかる!

A社=60万円・作業人数6人・2日(+予備日1日)
B社=40万円・作業人数6人・1日(5時間)
C社=60万円・作業人数3人・4日間

見積もり金額は何社頼んでも横並び・・・なんて聞きましたが、意外とばらつきがありました。
金額の違いは、わたしが予想するに遺品の「取り扱いの丁寧さ」ではないでしょうか。

 

例えていうと、60万円の業者は「片づけ作業」。
全て出して分別し、判断しながら梱包していきます。

40万円の業者は「引越し作業」。
ゴミの分別方法に従って、流れ作業でガンガン詰め込んでいく。

あくまでわたしの予想ですが、作業時間に2倍の差があるのは、そういうことかな?と思っています。

自体が急変!自分たちで片づけることに

一度は一番安いB社にお願いすることに決定したのですが、その後事情が変わってきました。

「家を中身ごと、そっくりそのまま買いたい」という人が現れたのです。
なんというレアケース!

 

なんとなくトラブルに発展しそうな嫌な予感はしますが、ご近所の方なのでとりあえず話を進めることにしました。

 

そっくりそのまま買い取ってくれるとはいえ、確実に処分したいプライベートなもの(アルバムや思い出品など)は、こちらで処分しなくてはいけません。

夫と2人で実家へ行き、処分したいものを梱包し、処分場に持ち込みしようと思います。
なんだか逆に面倒なことになってきました。。。

 

また結果をご報告しますね。