実家売却リポート・その2です。
先週5日間、単独で実家に行ってきました。
実家は現在空き家ですが、アメリカ在住の姉家族が相続登記や遺品整理のために3週間ほど滞在中です。
今回は遺品整理を専門業者さんに頼む際の、見積もりについてリポートします。
▼実家売却リポート・その1はこちら

遺品整理業者・現地見積もりの流れ
業者さんは3社に絞り、実家に来てもらって見積もりをしてもらいました。
ヒアリング
まずはヒアリングです。
事前に「売却のために家の中を空にする」ことは伝えてあります。
3社とも最初に聞かれたのは「仏壇の処分方法について」でした。
お焚き上げや供養を依頼するかどうかですね。
わが家の場合は事前にお寺に出向き、ご本尊と脇侍のお焚き上げをお願いしてきました。
これを行えば、仏壇はただの「箱」であるため、仏壇そのもののお焚き上げは不要とのことでした(宗派やお寺によって違います)。
仏壇の処分方法は、普通の家具と同じでよいと伝えました。
見積もり前に、仏壇の処分をどうするか決めておくことは必須だと思いました。
仏壇以外のヒアリング項目は、業者によってまちまちでしたが
- 探して欲しいものはあるか
- 写真やアルバム・手紙などは別にするか
- 人形をどうするか
などでした。
わが家の場合は、業者さんが入る前に収納内全てをチェックしたので「全て処分でOK」と伝えました。
処分する遺品量の試算
ヒアリングのあと各部屋を回り、遺品量=処分するゴミ(というと悲しいですが)の量を計算していきます。
外回りや物置も忘れずに見てもらいましょう。
処分量の計算をするときに使うのは、立米(りゅうべい)という単位です。
1立米=1㎥
つまり1㎥の空間に処分品をキッチリ詰め込んだ状態で、何立米の量があるかで料金を出します。
ここに人件費やトラック代などがプラスされていきます。
処分量チェックの所用時間は、20〜30分程度。
3社とも、収納やタンスの中など全てくまなく・・・というより、所々チェックする感じでした。
こちらからの要望
- 撤去せずに残すもの(カーテン・エアコン・照明)の確認
- 家具家電・着物の買取り
- 親戚宅への家具の配送
- ネジや釘の撤去(売却のため)
- お風呂のカビ取り
これらも確認しました。
後々困らないよう、思いつくものはなんでも聞いておくのが◎。
相見積もりの結果
その場で見積もりが出たのが2社。
もう1社は2日後
20〜30万と予想していた金額ですが、実際は大幅に超えていました。
結構かかる!
B社=40万円・作業人数6人・1日(5時間)
C社=60万円・作業人数3人・4日間
見積もり金額は何社頼んでも横並び・・・なんて聞きましたが、意外とばらつきがありました。
金額の違いは、わたしが予想するに遺品の「取り扱いの丁寧さ」ではないでしょうか。
例えていうと、60万円の業者は「片づけ作業」。
全て出して分別し、判断しながら梱包していきます。
40万円の業者は「引越し作業」。
ゴミの分別方法に従って、流れ作業でガンガン詰め込んでいく。
あくまでわたしの予想ですが、作業時間に2倍の差があるのは、そういうことかな?と思っています。
自体が急変!自分たちで片づけることに
一度は一番安いB社にお願いすることに決定したのですが、その後事情が変わってきました。
「家を中身ごと、そっくりそのまま買いたい」という人が現れたのです。
なんというレアケース!
なんとなくトラブルに発展しそうな嫌な予感はしますが、ご近所の方なのでとりあえず話を進めることにしました。
そっくりそのまま買い取ってくれるとはいえ、確実に処分したいプライベートなもの(アルバムや思い出品など)は、こちらで処分しなくてはいけません。
夫と2人で実家へ行き、処分したいものを梱包し、処分場に持ち込みしようと思います。
なんだか逆に面倒なことになってきました。。。
また結果をご報告しますね。