小田島公民館さんのお役立ち収納術教室に引き続き、高齢者さま向けセミナーを行いました。
セミナーを開催したのは、高齢者の方が自由に集まれる通いの場。家に閉じこもりがちになる高齢の方にとって、とてもステキな場所だと思います。
友達との気軽なおしゃべりや交流、軽い運動や脳トレなどが、生活にハリをもたらすのではないでしょうか。
そして皆さん「お片づけ」には並々ならぬ関心をお持ちとのこと。
この度ご縁をいただいてお伺いしてきました。
片づけのお悩みに年齢関係なし
今回お話しさせていただいた内容は、①住まいの安全について、そして②不要品の処分についてです。
不要品処分に関しては、洋服が多い・捨てられないというお悩みが多いと伺っていたので、洋服をメインにお話ししました。
女性であれば、いくつになってもオシャレは楽しいです。
たくさん服があっても、新しい季節には新しい服が欲しくなりますよね。
でも買い続けるばかりで処分しなければ、服は増える一方。
数が多すぎると管理が大変ですし、お気に入りが埋もれてしまいます。
「まだ着られる状態」の服は手放しがたいですが、「服の役割」を理解すると気持ちの整理がつきます。
例えば色や柄が似合わなくてほとんど着ていない服。この服は「この色や柄は似合いませんよ」と教えてくれるという役割を、すでに果たしているのです。
服の手放し方については自宅セミナーでもお伝えしていますので、ぜひお越しください♪
受講者さまの声
皆さんメモを取りながら、熱心に聞き入ってくださいました。
質問も多くいただき、お片づけに対する関心の高さを感じました。
特に多いのはやはり洋服、それ以外でも着物や布団、戴き物(引出物など)の処分に困っているようでした。
「洋服はたくさんあるから、しばらく買わないようにするわ」
「なかなか捨てられないけど、やってみる」
などなど、前向きなご感想をいただけたのが嬉しかったです。
また洋服の話から過去の思い出を語ってくださったり、わたしの住んでいる地域にお知り合いがいることを教えてくださったりと、片づけ以外の話にも花が咲きました。
和気あいあいと話していると楽しくなって、もう片づかなくてもいいんじゃない?と思ってしまいます。笑
でもせっかくなので、少しでも「片づけやってみようかな」という気持ちを持っていただけたら嬉しいなと思いました。
一軒家丸ごと片づけで100万円
今回のお話中で一番どよめいたのが、一軒家を丸ごと片づけるお値段の話でした。
ちょうどわたしが実家(空き家)の遺品整理中で、業者さんに見積もりをお願いした金額をお伝えしました。
整理収納アドバイザーであるわたしが結構片づけた上で、処分費用は大体30万円(この時点で「え〜〜〜!?」)。
片づいていなかったり、モノが多いと100万円くらいはしますとお伝えすると、逆にシーーーン。
100万円を残して「もう片づけない!」と割り切るのもひとつの考えですとお伝えすると、かなり微妙な空気が漂っていたので、皆さんその選択肢はないようです。
ただ片づけでムリをして、ケガをしたり病気になっては大変です。
1日15分、ムリなら10分タイマーをかけて、少しずつ進めていくことをオススメしました。
最後にはわたしもコーヒーをご馳走になり、一緒に脳トレをやってみました。
結構むずかしくてビックリ!
みんなでおしゃべりして、頭も使って、前向きな皆さんなので、片づけも進めていけるのではと思いました。